スティーブジョブズが影響されたヨギーのお話

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ヨガをやる女性は多いと思います。
今では全世界3億人が愛好しているそうです。


そのヨガを世界に広めた人をご存じでしたか?
「ヨガナンダ」というインド人男性ですが、
その彼の高い霊性を含めたドキュメンタリーフィルムを
渋谷のミニシアターで見てきました。


ヨガナンダの自伝はスティーブジョブズが唯一、自分のiPad
ダウンロードしていた書籍だということで
とても興味がありました。


「永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅」というタイトルですが
別にヨガの話ではないので、会社員っぽい男性も見に来ていました。


ヨガナンダは母親の体内の記憶があり、
自分はもともとスピリット(魂)であることを知っていたそうです。


この世に肉体を持って生まれてきて、
ヨガや精神の修行をして、神様に「アメリカへ行きなさい」という
啓示を受けたそうです。


アメリカなんて全然行きたくなかったけど、
神様から言われたから、仕方なく行ったそうです。

ですが、アメリカで大ブレーク。
アメリカ人が彼の思想を求めていました。


大ブレークになりすぎて、支配者になりかねない彼のカリスマ性を
潰す人達が出てきて、裁判沙汰、新聞沙汰と大変な苦難。


そんなこんなで、ヨガの伝承者として
アメリカ人たちにヨガと思想を教え、50歳でこの世を去りました。


彼が凄いのは、死んだのではなく、自分の意志で予定通りに「肉体を去った」ことです。
自殺ではありません。自分の意思で心臓を止めたのです。


ヨガ行者たちの中には、自分の意志で心臓を止めて、
さらにまた蘇生も出来る人がいるとは聞いていましたが、
まさにそんな感じらしいです。


ドキュメンタリーでは、彼の遺体も写されていますが、
保存状態がとても良くて、病院の人もびっくりしたそうです。


死の当日、彼はアメリカで行われたインドとの親善パーティーに招待され、
そこでのスピーチを任されたそうです。


アメリカでのインド人が珍しがられて、茶色の肌だと差別された時代を過ごした彼にとって、
そのパーティーは人生最高の日でした。


彼はそこで「今日は最高の日だ。私はこんな日にこの世を去りたい」と言い
「私は神聖化されます。」
と言って、その場で崩れ落ち、自分の意志で肉体を去ったそうです。



彼のことをネットで色々と調べていて
面白い話を見つけました。


ヨーロッパ人にレストランに招待されてブルーチーズを食べた。
インドにはブルーチーズはないので、カビの味に
「おえっ」となって、本気で吐きそうになった。
そこで彼はこう念じたそうです。

「この肉体の主人は私である。飲み込みなさい!」

すると、吐き気がす~っと収まって、
むしろそれ以来、ブルーチーズは彼の大好物になったとか。



この発想は面白い。


自分の肉体をかなり客観的に見ていますよね。
そして、肉体を心がコントロールしていることを知っています。


もし皆さんが、何かパニくったり、怖くなったりして
ドキドキしたり、イライラしたり、不安になったりしたら
ぜひ試してみて下さい。


「この肉体の主人は私である。落ち着きなさい!」


ってね。


ダイエットにもどうですかね。

「この肉体の主人は私である、欲するのをやめなさい!」とか。
「ジョギングしなさい!」とか?


霊主肉従(れいしゅにくじゅう)という言葉がありますが
これも同じ事を言っています。


魂が主人で、肉体は従者だ、ということです。
これが逆になると、暴飲暴食に走ったり、物欲、自己中心的になったりします。


お坊さんが寒い時期に、よく滝で修行をしていますよね?
あれも、肉体が主人ではないことを知るためにあえてツライことをして、
自我を消す修行をしています。断食もそうです。
霊性を高めるための修行です。




聖書にも、「主よ、私を道具として使って下さい」というような
記載があります。


元気、病気、も、ぜんぶ「気」という字ですよね。

気=魂が病むから病気。
気=魂が元に戻るから元気。

私たちが何気なく使っている言葉も
この霊主肉従に沿っていますよね。



体は単なる入れ物に過ぎないんだ、と思うと
なんかゆったりした、もっと大きな気持ちになりませんか?
あまり細かい事を心配しなくなるというか。


こういうのを俯瞰(ふかん)能力と言いますが、
こういう意識で毎日を過ごすと、ストレスがあまりなくなりますよ。