子供のつぶやきが社会現象?

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中島芭旺(なかしまばお)くんという子が
話題になっているようですね。


調べてみたら9歳から学校に行かずに
自宅学習をしている男の子で、
彼の大人びたつぶやきが
的を得ているとのことで話題になっているようです。


先日は首相官邸にまでお招きされていました。
もはや社会現象ですね(驚



以下はバオくんの言葉(引用)

=============

>今日、久しぶりに学校に行った。 
校長先生にいろいろ質問されたんだけど、
質問の意味が分からなかった。


「毎日何を勉強してるの?」 
「将来どんな職業につきたいの?」 


勉強ってなんだろう。 
学ぶと、遊ぶは違うのか・・・ 
学ぶも遊ぶも仕事も一緒だと思うんだ。




>僕は学校に通学せずに自宅学習という方法を選択して、
やりたい事をやって、その中で出てくる「ナゼ?」を学んでいっています。 


そうやって夢中で学ぶことでどんどん色んな発見をしていくし、
自分で全てを選んでいるという事が自分の自信になりました。




>学校の先生は自分で体験したことを言わず、
聞いた話や教科書に書いてある事を教えるから、
もしかしたらそれは事実ではないかもしれない、僕は事実を学んでいきたい。




↑ここまで。



子供にしては、なかなかスルドイですね。


昔大学に、就職相談課みたいなところがあって、
そこに相談に行った際に、
バオくんみたいな感想を持ちました。



そこにいる人達は一般企業で働いた事がないし、
若い担当は転職経験もなさそうだし、
こんな人に偉そうにアドバイスなんかされたくない、と思った記憶があります。



20代の頃は、自分が何が好きかもわからずに、
どんな選択肢があるかも知らず、
「何かを決めろ」といわれても、
何も思いつきませんでした。




電通に勤める東大卒の24歳の女の子が自殺しました。
うつ病です。重なる残業による睡眠不足が原因とのことで、
労災が認定されました。


「死ぬくらいなら会社をやめればいいのに」


と、誰もが思いますが、
睡眠不足で判断力が低下すると、
こんな当たり前のことさえ思いつかない。
上司に反抗する気力さえなくなる。


未来ある24歳が命をたってしまうほどの
仕事の在り方と、柔軟性が問題視されています。


「東大卒で、大手広告会社に入社」という事実は
彼女や家族をとても誇らしい気分にさせたかもしれません。


ですが、彼女はその環境についていけませんでした。
きっと何度も辞めようとしたかもしれません。

でも、


せっかく入社したのに。
こんな有名な会社、誰でも入れるわけではない。
もったいない



家族の期待。自分を責める気持ちなど
いろいろな葛藤があったかもしれません。

まじめな人ほど、自分を責めます。


でも、彼女は自分の気持ちを信じるべきでした。

「辞めたい」

と思った時が何度もあったはずです。
このままじゃヤバイ、
この会社おかしい、と思ったはずです。
その時に辞めるべきでした。




ばおくんのように、「仕事も遊びも一緒」という気持ちで、
自分が毎日時間を捧げていることに情熱をもてたら
多くの大人は幸せにすごせると思います。



子供のつぶやきが、これほど社会現象になっている。


大人たちが自分の気持ちに気が付いたのかもしれませんね。
いや、気が付いていたけど、誰かが「それって間違ってる」と
言ってくれて嬉しかったのかも。


大人は社会のしがらみで、
声を大にして本当のことを言う勇気がない。
それを子供が言ってくれた。


「やっぱり自分は正しいんだ」

って自信をもてるのかもしれません。