大部分の人は、夢を失っていくんだよ

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若き登山家で栗城 史多(くりき のぶかず)という男性がいます。
彼は単独・無酸素でエベレストに挑戦している登山家で、 
2012年には凍傷のため両手指9本を切断しています。


また、ヘルメットに小型カメラをつけて
自分の登頂の様子を動画配信させたりと
SNSを駆使して「冒険の共有」をしています。


彼は登山の費用を集めるために
スポンサー周りをしたり、
講演活動を行ったりする起業家でもあります。


講演内容も素晴らしく、
多くの人にやる気と勇気を与えてくれます。


世間に影響を与える彼の力。
それについて、ちょっとシェアしようと思います。



栗城君は死ととなり合わせの挑戦をし続けています。
彼はエベレストを登頂することが目的なのではなく、
限界を突破すること、冒険をインターネット配信することで
諦めない、ということを
みんなと共有することが目的だと言います。



私たちは、普段の生活で命を失う挑戦なんて
しないですよね。


「語学学校のレベルテストにて死亡」とか
「アルバイトの面接で断られて死亡」とか


絶対にないですよね。



栗城君はエベレスト登頂に何度も挑戦していますが、
同行のカメラマンと、荷物を運ぶシェルパが過去に死亡しています。


彼自身も、一人暗闇の中を登っていた時に、
つるっと滑って暗闇のエベレストを
凄い勢いで落下したことがあったそうです。


雪煙をあげながら、どんどん加速をつけて
滑り落ちて行く。
周りは闇。


もがいてもどうにも止まらない。急降下。
このまま滑り続けたら、どうなるか、、


崖から転落して、
もはや遺体の収容もできない奈落の底へと転落する、、



ああ、これはもうダメだ。

と、もう体を流れに任せた瞬間、
突然止まったそうです。


山肌に立ててあった、ポールのような
旗にひっかかったそうです。


広い山の中で、ピンポイントでその旗にひっかかった。
これは奇跡です。


助かった彼はこう思ったそうです。


「ああ、まだ俺にはやることがあるのか」


そうです。彼は生かされました。
人間が死ぬ、生きるは
神様の意志ととらえているわけです。


「あらら、まだ来ちゃだめよー」


ということですね。


なんだか、彼の話を聞いていると壮絶なんですが、
彼のモットーは「夢を否定しない」ということ。


大人は


「そんなんじゃ食えないだろ」
「もっと現実的になれ」
「もっと安定した仕事をしろ」


と、子供のうちから夢を否定します。


彼はお父さんの影響が大きいのですが
お父さんは彼に余計なことを言いません。




エベレストに挑戦するときは、
いつも「戻ってこないかもしれない」
という思いが誰もの頭に浮かびます。


エベレストへ向かうある日、空港からお父さんに電話したら一言


「信じてるからな」


これだけだったそうです。


これって凄くパワフルな言葉ですよね。

「あれはするな、これはするな、これは気を付けろ」

とか小言のようなことばかり言われるよりも
一言「信じてる」



これは最高のお守りだと思います。
親に信じられていたら、無茶なこともしないし
絶対に無事で戻ってこようと強く願うはずです。



留学中もあれこれと、子供を構う親が多いですが、
毎日LINEで連絡をとりあうよりも、
まずは信じて放っておくのが一番の愛情だと思います。



誰かの信用を背負うとは、ずしっと重い責任です。
そして、信じることは忍耐です。


あれこれと詮索したいし、不安かもしれませんが
信じたからにはちょっかいを出さないのが
信じた人の責任かもしれません。



多くのアクティブガールズたちはこれから
親になる人達だと思います。


その時に、子供の夢を否定しない
限界を作らせない
信じてみる



こんな風に接することができたら最高ですよね。
その前にまずは自分が実践してみましょう。


自分の夢を否定しない
私には無理、という限界を勝手に作らない
自分でやってみて「出来た!」という
成功体験を作ってみる。



心が行動を生み出します。
心が変われば、行動が変わりますよ。


栗城くんのことがうまくまとまらずに
申し訳ないですが、興味がある方は
彼のオフィシャルサイトをチェックしてみて下さいね。


誰もやったことがない
誰もいったことがない


そんな環境にトライする彼の姿に感銘を受けて
元気がでますよ。


そういえば、マッキンリーで帰らぬ人となった
日本を代表する冒険家、植村直己さんも
素晴らしい事を言っていたので、抜粋しますね。


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君たちに僕の考えを話そう
僕らが子どもの頃
目に映る世界は新鮮で、すべてが新しかった
やりたい事は何でもできた


ところが年をとってくると疲れてくる
人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう


世界の美しさを見ようとしなくなってしまう
大部分の人は、夢を失っていくんだよ


でも、僕はいつまでも子どもの心を失わずに
この世を生きようと思う


不思議なもの、すべての美しいものを
見るためにも......