下家がケンブリッジ検定を受験しました

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先日、うちのカウンセラーの下家がケンブリッジ検定を受験しました。



ケンブリッジは日本では知らない人が多いですが
オーストラリアの語学学校ではどこも
試験対策クラスがあるし、ヨーロッパでは
就職に大きく左右するので
対策クラスはヨーロッパ人が多いです。

日本でも試験は開催されています。
東京だと中野サンプラザです。


IELTSと似ている点もありますが、
IELTSと違って保有資格の有効期限がありません。

なので、履歴書に何か書きたい人や
何かゴールを目指して英語を学びたい方に
おすすめです。


1年間の語学留学をする方は
最後にこの試験を受けて帰国する方も多いです。
タイミングが合わなければ、日本で受験して下さい。


ケンブリッジは、IELTSよりも単語やテーマは簡単です。
ちなみにIELTSはスコア有効期限が2年です。
なので、進学に必要な人が取得するケースが多いです。


日本はTOEICが一般的ですが
これは海外ではあまり相手にされていない試験です。
日本人と韓国人には人気ですが、他の国の学生は
あまりいないようです。


この試験にはライティングとスピーキングがないので
本当の実力は養えません。
日本人と韓国人が英語ができないという共通点も理解できる気がします。


なので900点以上のスコアを持っていても
書けない、話せない、という人がゴロゴロいます。
いかにハイスコアをとるか、という試験オタクになってしまいます。


本当に英語力を伸ばすには、やはりケンブリッジやIETLSのような
筆記とスピーキングがある試験がお薦めです。


下家の受験翌日に、手ごたえを聞くと
スピーキングがボロボロだった、ということです。


スピーキング試験は二人一組で行います。


写真やイラストを見せられて、それについて
二人で意見を出し合います。


彼女の時は、「芝生の上で学生たちが座って話しているシーンと、
ビジネスマンが会議室でミーティングをしているシーンがあり、
それぞれがどうしてその場所で話をしていることが重要なのかを
話し合いなさい」というお題でした。


スピーキング試験のテーマは基本的に簡単です。
難しいお題は一つもありません。


「なぜ自炊は重要ですか?」なんて質問もあります。


ただ、私達日本人は自分の頭で考えて意見を出す、
ということに慣れていません。


下家が若いから、とかそういう問題ではなく、
私の知り合いの50代の医師も、
スピーキングで固まった、と言っていました。



英語力はあるのに、中身がないんです。
そもそも、日本語でもネタが思い浮かばない。
これは英語以前の問題です。


日本人の勉強の仕方は暗記の詰込み。
受験だけがゴールという教育です。


何かを暗記することは得意でも、自分の意見を述べるという
トレーニングを受けていません。


「どう思いますか?」


と、言われて、「え、どうって言われても、、、」
となります。


一言で終わらせてもダメです。
2分くらいのスピーチをしないといけません。


ここで試験官が見ているのは
あなたの意見の素晴らしさではありません。
ディスカッションに正解はありません。


これはあくまで英語の試験なので
あなたが英語でどれだけ説明ができるかという
”英語力”を見ています。


なので、内容なんてどうでもいいんです。


例えば、


「学生が芝生で集まっているのは、
学生の話し合いなんて重要なことは一つもないので、
どちらかというと、外でおしゃべりして、
ピクニックするのが目的です。


ビジネスマンの会議は重要な議題が多いので
誰かに聞かれたら困るし、外で話して
風が強くて書類が飛んだり、強風で
他の人の意見が聞こえないと困るし、
スーツが汚れても困ります」


とか言えます。


さらに、学生は会議室を借りるお金がないとか、
外で会議して日焼けしたらイヤだとか、
書類にハトの糞が落ちるかもしれないとか、
子供の泣き声がうるさくて意見が聞こえないとか、
とにかくそれが事実であるとか、ないとか、
関係ありません。



正しい文法が使えているか、
どれだけの単語を知っているか、
それが試験の内容です。



なので、私が思うに試験対策で一番重要なのは
普段どれだけ英語で「あなたはこれについて、どう思いますか?」という
説明に慣れているかどうか、だと思います。



これはトレーニングで出来るようになります。
英語のクラスでもやりますし、
試験対策では徹底的にやります。



試験対策クラスでは、文字通り試験対策なので
この時点で単語を知らない、文法を知らない、というのでは
クラスについていけません。


ケンブリッジもIELTSもあくまで
英語力の試験なので、なんの特別な技術を身に着けるわけでもありません。


なので、ぜひ留学の最後にちらっと受けてくるといいですよ。
楽しいですから。


試験はわたしにとってはゲームです。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、
でも対策をして、傾向をつかんで、
これってゲームの攻略と一緒です。


過去問題とか、必ず傾向があるわけですから
それを勉強すればいいだけです。

未知のものにいきなりトライするわけではありません。


普通の英語クラスとの違いは
攻略する目標があるから
そこにターゲットを合わせています。




最近わたしは世界の時事を扱っている英語記事を読んでいますが
その最後にいつも、「あなたはどう思いますか?」
というディスカッションテーマが付いています。



昨日は「会社に対する満足度調査」の話で、
フェイスブックの社員の97%が会社に満足している
という内容の記事でした。


そして最後に


「あなたが会社を選ぶ上で、重要なことは何ですか?」

というテーマでした。


試験官を相手にしているつもりで
一人でしゃべってみました。



「私にとってはやりがいが最も重要です。どんなに待遇が良くても
それが無意味なものであれば、日々の生活はとても退屈です。
一方で、給与と福利厚生が一番大事という人もいます」


という感じで、ぶつぶつと独り言を言って、
「福利厚生って英語で何ていうんだっけ」と調べたり。


こんな感じで日々、英語でどう説明するか、を
意識すると、単語や文法などたくさんのことを
知らないことに気が付きます。


「自分が知らないということさえ、知らない」という人がたくさんいます。


適当な英語力で満足する人がいますが、
上記のようにお題が与えられて、それが表現できないことが分かると
自分の英語力のなさに愕然とします。


単語を並べるだけの簡単な会話でも生きてはいけますが、
どうせなら、もっと上を目指しましょう。

頭は鍛えればどんどん期待に応えてくれますよ。