こんにちは。アクティブウーマンの桜井です。
いよいよ師走。
あっという間に2024年も終わりですね。
ぽかぽかお天気なので、12月とは思えませんが。
さて、個人的にニュースだったのが、
先日クイーンズランド州から発表された
「交通費50セント均一が、ずっと継続!」
というニュース。
50セントって、約50円です。
当初は、「年内まで」の予定でしたが、ずっと継続、に変わりました。
いや~、これってすごいんですよ。
私も9月に、ゴールドコーストからブリスベンへ電車で行きましたが、
これも50セントでした。
この2つの街の距離って、約80キロなんです。
東京から小田原くらい。
これが50円で行ける、みたいな感じです。
めちゃくちゃ安い!
毎日バスや電車で通学する学生も多いと思います。
語学学校は基本的には学割定期みたいなのはないので、
往復の料金をまるまる払います。
なので、この永遠に50セント、は本当に助かります。
で、面白かったのが、
ケアンズにいる学生さんたちの多くが言うのが
「バスが無料だった」
ということ。
え?無料?それはさすがにおかしい、、、
と思ったのですが、どうやら現金支払機が壊れているバスがあるようで、
それに乗った学生さんたちはみんな、「無料だった」らしい。
ブリスベンやゴールドコーストは
交通系ICカードがあるのですが、ケアンズにはこのシステムがありません。
ニコニコ現金オンリー。
どうせ50セントだし、無料でいいよ、ということで
みんなタダで乗せてるみたい。
ケアンズあるある(笑
こういう適当さ、オーストラリアはよくあります。
例えば私は、カフェでエスプレッソを頼んで、
飲んでみたら、ちょっと薄いな、と思ったので、
もう1ショット追加してくれる?とカップを持って
カウンターに戻ったことがありました。
お金払おうとしたら、「いいよ(タダで)」と言われた(笑
どこかのファーストフードで、Sサイズのドリンクを頼んだら、
「Sカップを切らしてて、Mしかないから」
と、同じ料金でMサイズをくれたこともありました。
お金の話じゃないけど、1時間に1本しかないバスをド田舎の街の道端で
待っていたら、そのバスが全然こなくて、
かなり心細くなっていたら、明らかに長距離バスみたいなのが通りすぎ
20メートルくらい先でゆっくり止まったんです。
そして、ドアが静かに開きました。
が、誰も降りてこない。
反射的に「私に、“乗れ”って言ってるんだ!」
と思って、ダッシュで行ったら、運転手さんが
「街に行くんだろ?」みたいに言ってきました。
「いいの??」と聞くと、
「誰であろうと、街へ行く人間を乗せるのが俺の仕事さ」
みたいなことを言って、めちゃくちゃ感動した。
「え、乗車賃いくら?」と聞くと、「タダでいいよ」と。
え?と思って、他の乗客を見ると、みんなニコニコ。
「うんうん、どうぞどうぞ」みたいな顔して。
10年前の出来事ですが、今でも鮮明に覚えています。
そして、日本で同じことしてくれるかなあ、と考えました。
規則違反って、目くじら立てる人とか、私たちはお金払ってるのに、
とか言われそう、とか。
まあ、そんな感じで、こういう日常の中に、
たくさんの「海外あるある」を経験することが出来るのが
留学の面白さだと思います。
そういえば先日、1週間の大人留学に参加された方の
インスタライブを見ました。
60代の男性でしたが、彼の体験談がすごく面白かった!
パブでQRコードでメニューをオーダーするのが一苦労。
いや、苦労ではないかな。
本人、すごく楽しそうでした。
QRでビール頼んだのにこない。
店員さんに確認したら、
もっと先に進まないとオーダー通ってないよ、と。
画面をさらに進めて、精算しようとしたら、
電話番号を入力しろ、と出てきた。
オーストラリアの電話番号なんてもってない。
これは困った。
またまた店員さんに聞くと、
そういう場合はカウンターでオーダーできるよ、と。
なんだよ!じゃあ、最初からそうすれば良かった!
みたいな経験は、私も全く同じ覚えがあります(笑
こういう体験談が、たくさんあるんですよ。
たった1週間でも。
聞いてるだけで、どんな状況か手に取るように想像できて
すごく面白かったです。
パッケージの旅行と違って、留学は自由な時間がたくさんあります。
なので、暮らしている人と同じ経験をします。
スーパーで買い物したり、パブやカフェでオーダーしたり
バスや電車に乗ったり。
こういう、隙間時間のほうが、実は記憶に残る経験がたくさん出来ます。
1週間でも、「大冒険だった」という興奮を持って帰ることが出来ます。
これが長期になると、もっと込み入った話が出来るようになって、
外国人の大親友を作って帰ってきます。
英語が自分の表現手段の一つとなります。
通じて楽しかった、ではなく、コミュニケーション能力の一つとして
操ることができます。
短期、長期。
行ける期間は人によって違うけど、日本の外に出て学ぶ、という経験は
自分が主演の最高のドラマです。
ぜひ、経験してみてください。