留学までの英語の準備
こんにちは、アクティブウーマン箱崎です!
先日、オーストラリアのケアンズとブリスベンにキャンパスを構える
語学学校「SPC(Sun Pacific College)」のオーナーであるTakaさんが来日し、
弊社オフィスで語学留学に関するセミナーを開催してくれました。
語学学習を考えている方にとって、留学前の準備や現地での学び方は大きなテーマですよね。
このセミナーでは、特に「英語を楽しく、そして効果的に学ぶ方法」が焦点となり、
多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
セミナーの中で、Takaさんがおっしゃっていた「自分だけの英単語を増やすこと」と
「失敗を恐れないこと」という2つのアドバイスが非常に印象的でした。
単なる語学学習のテクニックにとどまらず、異文化でのコミュニケーション全般に応用できるものです。
今回は、このセミナーで共有された内容をさらに掘り下げてご紹介し、
留学や英語学習を目指している方々の参考にしていただきたいと思います。
自分だけのオリジナル単語帳を作ることの重要性
セミナー中、ある参加者の方が「留学前にどのように英語を準備すれば良いでしょうか?」と
質問されました。
それに対して、Takaさんは「自分だけの英単語を増やしてください」という
アドバイスをされていました。
一見シンプルに思えるこのアドバイスには、非常に実践的で効果的な
学びのヒントが隠されているんです。
身近な話題から始める
まず、日常会話の多くは「自分のこと」に関連しています。
趣味や好きな食べ物、最近の出来事など、自分について話す場面は非常に多いです。
例えば、以下のような質問をされた場合、どう答えるでしょうか?
- 「趣味は何ですか?」
- 「好きな食べ物は何ですか?」
- 「休日はどのように過ごしますか?」
日本語であれば簡単に答えられる質問ですが、英語ではどうでしょうか?
たとえば「私は読書が趣味です」と言いたい場合、
"I like reading books." と簡単に言えますが、
「どんなジャンルが好きか」や「お気に入りの作家は誰か」を深く話そうとすると、
より多くの単語や表現が必要になります。
また、食べ物についても同様です。
例えば「私は寿司が好きです」という場合、"I like sushi." と答えるだけでなく、
「特に新鮮なネタの握り寿司が好き」といった詳細を伝えたい場合、
"I especially enjoy fresh nigiri sushi." のような表現を覚える必要があります。
自分の単語帳を作る具体的な方法
Takaさんが提案していたのは、事前に「自分が話しそうな話題」に
関連する単語やフレーズを調べ、まとめておくことです。
たとえば以下のような手順が効果的かと思います。
①自分に関係する単語を浮かべる :趣味、家族構成、仕事や学校での活動、
好きな場所や旅行経験などをテーマとしてリストアップします。
②必要な単語やフレーズを調べる :たとえば、「旅行」に関連する単語なら、
関連する単語をインターネットや辞書などで調べます。"sightseeing(観光)"、
"adventure(冒険)" など、自分が表現したい単語はどのように言うのか調べてみましょう。
③文章の形で覚える :単語だけでなく、文全体で覚えると実践で使いやすくなります。
"I love sightseeing in historical places.(歴史的な場所を観光するのが好きです)" のような
形で覚えるのもおすすめです。
こうしたオリジナル単語帳を作成することは、単に語彙を増やすだけでなく、
自分自身を英語で表現する力を養ううえで非常に役立ちます。
恥ずかしい経験から単語を覚える
Takaさんのセミナーで特に興味深かったのは、「恥ずかしい思いをして覚えた単語は忘れない」という言葉です。この意見には、多くの語学学習者が共感を覚えるのではないでしょうか。
実体験から学ぶ英語
例えば、ホームステイ先で自分の部屋を掃除したいから、掃除機を借りたい、
でも掃除機という単語がわからないとき、辞書は絶対使ってほしくないと言っていました。
なぜかというと、そのときに辞書を使ってしまうと、
せっかくの家族との生きた会話が止まってしまうから。
現地では生の会話しかありません。ちょっと待ってと話を止めてまで
辞書で調べる暇はないのです。
なので、代わりにジェスチャーで掃除機をかける動作をしたり、
ブーンといって音のまねをしたりしてホストマザーに伝えてみてほしいと言っていました。
これを聞くと、うわ~恥ずかしいな、やりたくないと思うと思います笑
でも、このような状況で、掃除機をかけるジェスチャーや
音真似を使って伝えようとする過程そのものが、大きな学びになります。
そして最終的にホストファミリーから「それはvacuum cleanerって言うんだよ」と教わったとき、
その単語が記憶に深く刻まれるのです。
実践を通じた記憶の定着
辞書やアプリを使って単語を調べるのは便利ですが、実践を通じて学んだ単語は、それとは比べ物にならないほど記憶に残ります。特に「失敗を伴った学び」は、そのときの感情やシチュエーションと結びつくため、忘れにくくなるのです。
女性寮での恋バナと英語学習
セミナーでは、SPCの女性寮でのユニークなエピソードも紹介されました。女性寮では夜遅くまで電気がついており、女性のスタッフが通ると楽しそうに英語で会話している声が聞こえてくるそうです。女性が特に盛り上がるのは「恋バナ」でしょうか。こうした話題は、言語や文化を問わず会話を弾ませる絶好のテーマです。
恋愛トピックで使える単語
セミナーで例えば、男性の好きなタイプは?と聞くと、優しくて、頼りがいがあって…
嫌いなタイプは、横柄でだらしがなくて…というように皆さん沢山回答が出てきます。
じゃあその横柄というのは英語ではなんていうでしょう?と問いかけすると、
皆さん、「うーん…」と静かになります。
こういった単語を調べて沢山集めるのもとても大事です。
そうすると、現地についたときに
「自分のこと」を英語で伝えることができます。もちろん恋バナにも入っていけますね。
失敗を恐れない学び方
語学を学ぶ過程では、失敗は避けられません。
しかし、失敗を恐れずに挑戦することこそが、語学力を飛躍的に向上させる鍵です。
たとえば、レストランで注文を間違えたり、道案内を聞く際に
うまく伝えられなかったりする経験があったとしても、それはすべて成長の糧となります。
間違えることを前提に、積極的に英語を使う姿勢が大切です。
「効率」よりも「体験」を重視する
セミナーの最後に、Takaさんが強調していたのは、「効率よりも体験を大切にする」
という考え方でした。語学は机の上で完結するものではなく、
日常生活や実際のコミュニケーションの中で身につけるものです。
たとえば、現地の友人と料理をしたり、ホストファミリーと一緒に買い物をしたりする中で、
使われる英語は教科書には載っていないリアルな表現が多いです。
こうした日常生活の中で英語を学ぶことが、最も効率的で実践的な方法です。
まとめ
今回のSPCの校セミナーでは、「自分だけの単語帳を作る」「恥ずかしい思いを恐れず挑戦する」
「体験を通じて学ぶ」という3つの重要なポイントをシェアしてもらいました。
これらを意識しながら留学生活を送ることで、語学力はもちろん、
異文化理解やコミュニケーション能力も飛躍的に向上します。
語学学習は決して簡単な道のりではありませんが、その過程で得られる経験は一生の財産です。
これからオーストラリアへ留学を目指している方は、
渡航までの英語準備に関して、そして現地でどうやって英語を身に着けていくかについて
今日の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
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