留学は「逃げ」なのか?
こんにちは、アクティブウーマンの桜井です。
クリスマスですね。渋谷のデパ地下では、クリスマスチキンやケーキを買うために多くの人が行列を作って賑わっています。
日本ではこの時期、家族や友人と楽しい時間を過ごすことが多いですね。
その一方で、年末のこの時期は、来年に向けて新しい目標を立てたり、これからの自分の進む道について
深く考えたりする人も多いのではないでしょうか?
そんな中、今日は一人のお客様から頂いたお悩みについてお話ししたいと思います。
「友達に留学に行くのは現実からの逃げだと言われ、心が揺れています。
自分でもその通りかもしれないと感じつつ、留学は子どもの頃からの夢でもあるため、悩んでいます。
こんな状態で留学に行っても良いのでしょうか?」というご相談です。
こういった相談は実は非常に多いです。
友人や家族、職場の同僚から「現実逃避だ」と指摘されたとき、心が揺れるのは自然なことです。
しかし、そういった言葉にどう向き合うかで、自分の進む道が大きく変わるのも事実です。
今回は、他人からの意見に左右されず、自分の気持ちとどう向き合うかについて考えていきたいと思います。
「逃げ」と言われたときに感じる気持ち
友人や家族、上司、同僚から「留学は現実からの逃げだ」と言われると、自然と心が揺れます。
自分が全否定されている気持ちにさえなってしまいます。また親、友人、上司などからの言葉は
「私のことを心配して言ってくれているんだ」と、余計に自分が間違っているのでは? と考えてしまうと思います。
こうした指摘を受けて人が抱く気持ちは大きく2つに分かれます。
1つは、「確かにその通りかも」と、自分でも思い当たる節があると悩む気持ち。
留学は本当に自分にとって必要な選択なのかと、再度自問するきっかけになります。
そしてもう1つは、「自分の気持ちは違うのに、どうしてそんなことを言われなければならないのか」という、
悔しさや腹立たしさ。留学に向けての準備や期待を否定されることで、やる気を削がれてしまうこともあるでしょう。
いずれにせよ、周囲の言葉が強い影響を与えるのは確かです。
でも、他人の意見に振り回されることなく、自分の思いに正直になることが大切です。
昔からの夢なら、「逃げ」でも構わない
もし「子供の頃から海外に行くことが夢だった」という強い願いがあるのであれば、
周りから「逃げだ」と言われても、それは実現すべき夢だと言えます。
夢を叶えることは、周囲の評価に左右されるべきではありません。
実際、逃げる状況がなければ海外に行こうと思わなかった人も多くいます。
私自身も「現実から逃げたい」という気持ちがあったからこそ、海外に飛び出す決断ができました。
「逃げ」の感情があったからこそ、それが留学や海外移住という形で、私の人生を変える大きな転機となったのです。
だからこそ、自分が本当にやりたいことがあるのならば、周りの意見にとらわれずに進んでいいと思います。
自分の伝え方も、相手の反応を左右するかも
また、「逃げ」と言われる理由の一つに、自分の考えや気持ちを相手に伝える際の表現が
影響している可能性もあります。
例えば、留学に行く理由や背景を話す際に、相手が「逃げ」と感じやすい説明をしてしまっている場合です。
他人にすべてを理解してもらうのは、実際にはとても難しいことです。
自分の夢や心の動機を正確に伝えるのは、相手に心を開くことであり、強い勇気が必要です。
ですが、自分の気持ちを理解してもらうために無理にすべてを説明しようとすると、かえって相手が誤解してしまうこともあるのです。
それに、他人にすべてを理解してもらう必要もありません。
自分の決断を支えるのは、自分自身の気持ちであり、他人に左右されるものではないことを忘れないでください。
自分の環境を変えることは悪いことではない
他人の言葉に影響されない自分を持とう
「逃げだ」と指摘してくる人の中には、あなたの行動に対して何かしらの感情を抱いている場合があります。
例えば、相手があなたの決断に対して劣等感や不安を感じている可能性もあります。
他人が持つ感情からくる言葉に影響される必要はありません。
また、幸せでない人ほど他人の行動に対して口を出したくなる傾向があります。
だからこそ、自分の選択を大切にし、自分が進みたい道にしっかりと向き合うことで、周りに振り回されずに進むことができます。
環境が合わないと感じたとき、「逃げ」はむしろポジティブな選択
現在の職場や環境が自分に合わないと感じるならば、その場を離れる選択をするのは、
むしろ健全で前向きな決断です。実際、仕事環境や人間関係に悩む人は少なくありません。
そして、その状況から逃れるための手段として留学を選ぶことも、自分の幸せや成長を考えたポジティブな選択です。
特に日本では「一度決めたことを続けるべきだ」という価値観が強いですが、それに縛られる必要はありません。
自分にとって良い環境を求めることが、人生において重要なステップなのです。
私自身も経験した「逃げ」の選択
私が28歳の時、働いていた会社で日々の仕事に大きな違和感を感じ、「このままでは自分が潰れてしまう」と思い、
日本を出て海外に飛び出しました。
当時の会社は、女性が男性社員全員にコーヒーを淹れるのが当たり前で、その配慮も強要されるような昭和の価値観を引きずっていました。
「自分のために、ここから逃げる必要がある」と感じた私は思い切って環境を変え、その決断が大正解でした。
自分を守るために逃げることが、新しい道を切り拓くための大きな一歩になるのです。
「逃げ」という選択は、新しい人生へのスタート
留学を考えるとき、「逃げなのか、それとも新しい一歩なのか?」と迷うかもしれません。
しかし、環境が合わないと感じたときの「逃げ」は、新しい人生を切り開くための大切な選択です。
今の環境が自分に合わないと感じたならば、次のステップを踏み出すことをためらわないでください。
まとめ
留学を「逃げ」と言われても、それはあなたにとって前進であり、自分の人生をより良くするための重要なステップです。
他人の意見に左右されず、あなた自身が本当にやりたいことを見つけ、自信を持って選択してください。
環境を変えることは、自分を守る手段であり、新しい未来への扉を開くための第一歩です。
最後に、留学を終えて帰国した時には、「逃げ」だったとは微塵も思わないはずです。そもそも
そんなことを言われたことさえ覚えていないかもしれません。
それ程、海外での生活は「逃げ」だなんて考える余裕もない程、毎日の充実した
生活にのまれていきます。英語が段々と理解できたり話せる楽しさを感じてきたり、現地の人と一緒に
仕事をしたり、日本での生活や世界観が一掃される感じです。
そんな環境で半年、1年、、、と暮らしていきます。そしていつか帰国するころには、
憧れていた英語を話す自分、今迄だれかに頼ってばかりいた自分が自分の意思で
海外で生活してきた自信、そんな宝物を持って帰ってきます。
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