オーストラリアはスポーツ大国!
こんにちは。
アクティブウーマン留学センターの土屋です。
オーストラリアと言えば、スポーツが盛んな国として有名ではないでしょうか。
全豪オープンテニス、F1オーストラリアグランプリ、そしてメルボルンカップ競馬レース
他にもシドニー、ゴールドコーストなどで行われるマラソン大会も開催されている
スポーツ大国でもあります。
2024年夏のパリオリンピックでは、メダル総数は53個、世界第4位の多さです。
過去、シドニー、メルボルンでオリンピックゲームも開催されたことがあるオーストラリアですが、
開催される予定です。
そのオリンピックのような4年に一度行なわれるイベントですが、オーストラリアでは
また別に大型のスポーツイベントが開催されたことがあります。
それは、「コモンウェルズゲームズ」というものです。
コモンウェルスゲームズは、1930年に始まった、旧イギリスの構成国である
コモンウェルス諸国(Commonwealth Nations)によって
4年ごとに開催されるオリンピックに次いで規模が大きいスポーツゲーム大会!だそうです。
2018年には、オーストラリアのゴールドコーストでこのビックイベントが開催されました。
この時は、交通渋滞、宿泊施設、いつもは人口50万程の小さな街に世界中から大勢のアスリート、
観光客で溢れ大盛況だったようです。
ゴールドコーストで開催された年のメダルもこんなに素敵ですよ^^
ここでは、コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)について詳しく
お話したいと思います。
開会宣言には、チャールズ国王が執り行う?
コモンウェルス諸国とは、一般的には「英連邦」とも呼ばれており、2014年時点で53か国が加盟しており、
その中にはオーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、パキスタン、南アフリカなどがあります。
オーストラリアは、この大会の最も成功した参加国の一つであり、過去に
何度も開催国を務めてきました。オーストラリアとこのコモンウェルスゲームズの関わりは、
歴史的にも非常に深いものがあります。
実はオーストラリアは、オーストラリア連邦として実質独立しているのですが、
現在もイギリス国王を元首としているので、
イギリスの国王である、チャールズ国王がオーストラリアに来ると、オーストラリアの元首に
なるのです。それくらいオーストラリアはイギリスと馴染みが深い関係に
あるのです。
コモンウェルスゲームズは、そうした背景もあるのですが、
オリンピックゲームと同じように、スポーツを通じて国際的な友情や理解を深め、
多様な文化の共存と成長を促進するスポーツイベントとして、多くの人に知られています。
1. オーストラリアのコモンウェルスゲームズでの成功
オーストラリアは、コモンウェルスゲームズの歴史において、
最も多くのメダルを獲得してきた国の一つです。
特に、水泳、陸上競技、自転車競技、ネットボールなどのスポーツで圧倒的な強さを誇り、
ほとんどの大会で上位にランクインしています。その背景には、強力なスポーツインフラと充実したスポーツ支援プログラムがあり、
世界的に有名な選手を輩出し続けています。
2. コモンウェルスゲームズの開催国としてのオーストラリア
オーストラリアは、コモンウェルスゲームズの開催国としても
非常に重要な役割を果たしてきました。
これまでに5回、オーストラリア国内で大会が開催されています。
2018年のゴールドコースト大会では、史上初めて男女のメダル数が同数となり、
性別に関わらず平等な競技機会が提供されました。
- 1938年シドニー大会:オーストラリアで初めて開催され、この大会はコモンウェルスゲームズの成長の礎となりました。
- 1962年パース大会:西オーストラリア州で行われたこの大会では、さらに多くの国が参加し、国際的な規模が拡大しました。
- 1982年ブリスベン大会:モダンな設備と組織力で成功を収め、オーストラリアのスポーツイベント運営能力が世界に認められる契機となりました。
- 2006年メルボルン大会:多くの競技施設が近代化され、世界中から称賛を集める大会となりました。
- 2018年ゴールドコースト大会:近年の大会で、インクルージョン(包摂)を強調し、障害者スポーツも統合される形で開催されました。
3. オーストラリアにおけるスポーツとコモンウェルスゲームズの影響
コモンウェルスゲームズは、オーストラリアのスポーツ文化の中で
非常に重要な役割を果たしてきました。
この大会を通じて、オーストラリア国内のスポーツ振興政策が強化され、
特に若手選手の育成に大きな影響を与えています。
大会は、国内のアスリートにとって、オリンピックと並ぶ重要な国際大会であり、多くの選手が
コモンウェルスゲームズをキャリアの一つのハイライトとしています。
また、コモンウェルスゲームズは、オーストラリア国内のスポーツインフラの発展にも寄与しました。
大会のために新しい競技場や施設が建設され、その後も地域住民や次世代のアスリートたちに利用されています。
たとえば、2006年のメルボルン大会や2018年のゴールドコースト大会では、
地域のインフラ整備が進み、観光産業の活性化にも大きく貢献しました。
ゴールドコースト大会が行われた結果、それらの新しい競技場や設備から
電車で約40分程のアクセスできる、ブリスベンが2032年オリンピック開催地に
選ばれました。
4. コモンウェルスゲームズを通じた国際交流
コモンウェルスゲームズは、オーストラリアが他のコモンウェルス諸国と
スポーツを通じて国際交流を深める重要な機会でもあります。
特に、アフリカ、アジア、カリブ海地域の国々との交流が進み、
スポーツを超えた文化的な交流も盛んになっています。
また、オーストラリアは、スポーツの力を使って社会的な包摂を促進することにも積極的です。
2018年のゴールドコースト大会では、パラスポーツが初めて完全に統合され、
健常者と障害者が同じ舞台で競技する姿が注目されました。
これにより、オーストラリア国内での障害者スポーツの認知度が向上しました。
5. 経済効果と観光産業への貢献
コモンウェルスゲームズは、オリンピックゲームと同じ様に
開催地への経済にも大きな影響を与えています。
オーストラリアの経済にももれなく大きな影響を与えています。
特に、観光業の活性化や地域経済の発展に寄与し、オーストラリア各地で大会が開催されることで、
都市のインフラが整備され、地域社会への投資が進んできました。
たとえば、2018年のゴールドコースト大会では、数十万人の観光客が訪れ、
地域経済に数十億ドルの経済効果がもたらされました。
そして、現在は2032年のブリスベンでのオリンピックゲーム開催に向けて
都市開発が急ピッチで進められています。
このように、コモンウェルスゲームズは、オーストラリアにとってスポーツだけでなく、
国際交流、地域振興、社会的包摂など、多岐にわたる影響を与える重要なイベントとして機能しています。
今後も、オーストラリアはコモンウェルスゲームズにおいて大きな役割を果たし続けるでしょう。
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