あっちの世界と、こっちの世界

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お客様からよく、以下のようなコメントを頂きます。


「いつも丁寧なご回答有難うございます」
「メールの返信が楽しみです」


これを見て凄く嬉しかったのですが、
どれだけの留学代理店が
お客様から「メールの返信を楽しみに待っている」と
言っていただけるでしょうか。



メールの返信はスタッフ達に任せていますが、
彼らのメールを読んでいると確かに社長の私でも感心するほど
本当に丁寧に回答しています。

自分の社員ながら、「やるね~」と思います。


分からないことはきちんと調べて
リンクを貼ってあげたり、
悩みに気持ちを寄り添わせて
相談にのったり。


スタッフたちを、誇りに思った瞬間でした。




さて、先日20歳という若いお客様のカウンセリングを
させて頂いて、ふと思い出したことがあったので書きます。


彼女は周りの友達で留学や海外の話ができる友達がいない、
と言っていました。友達はいるけど、
そういう話をすると引かれるそうです。




これをきっかけに、突然私が大学生だった遠い昔の記憶がよみがえりました。
もう25年も昔の話です。歩ちゃんという女の子の存在です。



実家暮らしの退屈な日常を持て余し、なんとなく海外に憧れていた私。
海外につながるには何をしたらいいのか分からなくて
とりあえず国際関係の学部に入りました。


英語の先生は当時はまだ珍しいネイティブの先生で、
その先生と帰り道が一緒になりました。

先生と、女子学生3人。


そのうちの1人は海外への意欲満々で
先生の真横にくっついて
あれやこれやと質問しながら歩いていました。


私と歩ちゃんは、先生たちの後ろを歩く形でした。
前を歩く二人の会話が耳にはいってくる距離です。


先生たちは歩く速度が速くて
だんだんと距離が離れていきました。


なんとなく二組に分かれてしまったので
私は歩ちゃんに話しかけて
たわいもない話を始めました。


なんとなく上の空で聞いている歩ちゃん。
すると突然、


「ごめん!私もあっちの話が聞きたい!」


と言って、数十メートル前を歩く先生たちのほうへ
走っていきました。


この時の歩ちゃんの「ごめん!」というセリフと
やっぱり私は「あっち」の世界がいいの!
という意を決したような言い方が、なぜか私の中にずっと残っていて
忘れられない場面となりました。



その時の私自身の心情は正直覚えていませんが、
別に私は傷ついたとか、そういうのじゃなかった気がします。


きっと、海外への興味を隠して、わざと興味がないフリをして、
歩ちゃんへも同じ態度を期待したのに
彼女がそれを振り切った。
それが印象的だったんだと思います。


なんでこの場面を覚えているのかよく分かりません。


歩ちゃんの素直さが羨ましいのか、
自分の意見をまっすぐに言われてびっくりしたのか。




歩ちゃんがそのあと海外へ行ったかどうかは知りませんが
真面目で実直な彼女のことですから
きっと留学したと思います。


そして、私も日本を出ました。
私なりに、ひっそりと海外への情熱は
燃やし続けたつもりです。


あっちの世界と、こっちの世界。
こっちでいいじゃん、とひっぱる友達はたくさんいます。
でも、「あっちがいいの!」と選ぶことは
あなたの自由意志です。



それで離れる友達がいるかもしれませんが、
別にいいじゃないですか。
あっちの世界がいい、という友達が出来ますから。


そして、あっちの世界へ行けば
もうあなたはあっちの世界の人です。


海外暮らしが当たり前で、
どこに住んでたの?リッチモンド?へー、近所じゃん!
という会話が出来て、
「あー、来月は日本にいないから。ごめんね」
というのも当たり前で。


パーティーしたら海外在住経験の友達がたくさんいて、
またそこで友達を紹介してもらって、、、
休暇が出来たら一人でどんどん海外の友人を訪ねて。


あなたが「夏に遊びに行きたいけど暇?」と誘う相手は
もう日本の友達ではなく、
海外に住んでいるあなたの外国人の友人です。

誰かと休みをあわせて、仕方なく選ぶ国ではなく、
あなたが行きたい場所へ、好きなだけ行くことができます。

だって、もう英語が使えますから。
そんな世界への入り口は
いつだってあなたの目の前にあります。

あっちがいい!とハッキリ示す
あなたの意志だけですよ。