周りの意見ばかり聞いてしまう人へ

こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。

行きつけの美容室のLINEから

「GW前は混み合いますので、ご予約はお早めに！」

というメッセージがありました。

え？？GW？

なんとなく、GWは５月というイメージだったのですが、
早い人だともう今週末からお休みで、平日を有給で埋めると
１０連休になるようです。

というわけで、お休みだった昨日、電話してすぐに行ってきました。

私たちのお休みはカレンダー通りになります。

土曜日は普段は営業日ですが、祝日はお休みなので、
来週の土曜日はお休みになります。

留学のご相談や、渡航前の準備など、ご相談がある方は
早めにご連絡ください。

さて、先日、本屋大賞を受賞した小説
「成瀬は天下を取りに行く」を読みました。

いやー、面白かったです！

笑える小説なのですが、この「成瀬」という女の子のキャラクターが
すごくいいんです。

「私はこう思うのだが」

高校生なのに、こういう話し方をします。

どうしてこの本がこんなにヒットするのか。

それはみんなが成瀬みたいになりたい、と、心のどこかで
思っているからじゃないでしょうか。

成瀬あかり、はこの本の主人公です。

子供の頃から変わり者で、まわりの空気を気にせずに
我が道を進みます。みんなも、変わり者なんだな、という感じで受け入れます。

高校の初日には、教室に丸坊主で登場しました。

「髪の毛は１カ月に１センチ伸びるというが、本当か？」

を、自分の体で検証したいという理由です。

そんな成瀬は、何をやってもずば抜けて出来てしまう天才少女です。
成績は常にトップ。運動神経も抜群。
けん玉、かるた、漫才など、何かを極める！と宣言すると
それに向かってひたすら努力をします。

成瀬に恋心を寄せた男子が、連絡先の交換をしたいと言い、
成瀬は「もちろんだ」と、自宅の住所と固定電話の番号を渡します。

男子が「え、スマホは、、」と言うと

スマホは持っていない。そこに気軽に連絡するといい、と言います。

読んでいて、なんだか清々しい。
そして、この本を読んだみんなが、成瀬のファンになる。

きっとそれは、私たちは普段、周りから浮かないように、と
気を使っていて、学校のクラスではどのグループに属するべきか、と力関係を読んで、
大人になったら友達の数を競って、生活の充実度を競って。

人と比べて、自分はダメだ、とかへこんだり、やりたいことが見えなかったり。

そして、成瀬のように、特別な才能がある人に憧れる。
自分も特別な力があるんだ、と、心のどこかで願う。

成瀬は「これを極めよう」となると、迷いなく決めて、突き進みます。
で、あっさり「やはりプロのようにはいかない。無理のようだ」と、諦めるのも早いです。

まわりは成瀬に振り回されますが、
自分には出来ないことを淡々とやる成瀬といることを楽しんでもいます。

人は行動力のある人についていく傾向があります。

その人が成功しようが、失敗しようが、行動力のある人が何かをすると
それは楽しそうに見えます。

行動している人は、失敗しても気にしません。
「ああ、ダメだったな」と思うだけで、また次の興味に移ります。

やってみたかった

ただそれだけ。成瀬のようにさすがに坊主にする人はいませんが、
「知りたかった」というのは、行動する大きな原動力です。

今いる場所から動きたい。
自分を変えたい。
このままじゃダメだ。

と思っている人は、行動できない理由はいろいろあると思いますが、
きっと成瀬だったら

「これからの社会、英語は必要だ。オーストラリアに留学しようと思う」

と宣言し、そこに必要なものをリサーチし、必要なお金を貯めるために
昼夜働き、黙々と準備して、あっさりと、驚く早さで、
海を越えて行ってしまうと思います。そして、

「なるほど、海外とは楽しいものだな」

と、淡々とつぶやきそうです。

成瀬を読んでいる限り、彼女は周りの雑音に振り回されていません。
そして、迷いがありません。

何がやりたいか分からない。
周りの意見ばかり聞いてしまう。

そんな人はぜひ読んでみて下さい。