こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。
都内に住んでいた友人が先日、沖縄へ移住しました。
彼女がSNSで
「ここ数日、本当に幸せがカラダ中を駆け巡る毎日です。
何故今まで、この幸せを後回しにしていたのか疑問。」
と書いていました。
彼女はずっと港区のタワマン生活でした。
高層階から見る東京の景色は絶景でした。
東京タワー、レインボーブリッジ、スカイツリー。
部屋から東京の全てが見える。その宝石箱に高い家賃を払っていました。
ですが、その絶景の部屋に暮らす一方で、
彼女は「眠れない」と言っていました。
その部屋も東京での暮らしも好きだけど、なぜか眠れない。
体が悲鳴をあげはじめていたのだと思います。
きっと心よりも、体のほうがもろい。
自分が気づくより先に、体がサインを出している。
ここでの暮らしはもう十分だよ、って。
繊細な人ほど、体が教えてくれると思います。
感覚的で敏感な彼女には、あらゆるネオンと、
地上から何十メートルも離れた天空での暮らしは、
きっと体がきつかったのだと思います。
今では、毎朝早起きして、裸足でビーチを歩いて、
海を見ながら仕事をして、
夕方には沈む夕日を見て、本当に幸せだそうです。
そして彼女がいう「幸せの後回し」も分かります。
私も２９歳でオーストラリアへ行くまでに、１０年かかりました。
ずっと海外へ行きたいと思っていたのに、
「仕事があるから」「お金をもっと貯めないと」
とかとか、理由をいろいろつけて後回しにしていました。
実家での暮らしは退屈極まりなく、
仕事も好きでもなく、それでもなかなか日本を出ることが出来ませんでした。
結局のところ、
いろいろ手放すのも怖かったし、
環境を変えるのも怖かったんだと思います。
人は何かを手放すとなると、急にそれが惜しくなるものです。
そして、３０歳を目前にしたときに、
やっと重い腰をあげて日本を飛び出したら、
「なんでもっと早く来なかったんだろう」
と、思いました。こんなに簡単だったんだ、と。
１０年も悩んで損した、と思いました。
誰かがどこかに移住した、と聞くと、「うらやましい！」と思いますよね。
ですが、この「うらやましい」を解消するには、行動しかありません。
行動しない限り、一生誰かの人生はうらやましいままです。
うらやましい、と思うということは、自分もそれに多少なりとも憧れが
あるからですよね。
ならば、行動するしか道はないんです。
そして、誰かの幸せが、自分の幸せとも限らないことも
行動すれば分かります。
例えば、私の友人で離島に暮らす人がいます。
昔は東京で保険のセールスの仕事をしていましたが、
そんな物質社会での生活がイヤになり、家族で離島へ移住しました。
ですが、私は彼女の家を訪ねたときに、
「ああ、私の居場所ではないな」
と思いました。
彼女は味噌も豆から自分で作るという「魔女暮らし」が大好きです。
マクロビ生活を実践していて、肉もほとんど食べません。
なので彼女には「便利さ」、というのは重要ではない。
私はそういうのは出来ないので、やっぱり最低でもスーパーがあって、
多少便利な街が好きです。
テニスコートもないと困るし（笑
彼女は相変わらずSNSで「幸せ、幸せ」と連呼していますが、
もう“うらやましい”とは思いません。
実際にその場に行ってみたから、気が済みました。
私はあの場所では幸せになれない、と分かったから。
人生の目的は、定食屋で同じメニューを頼むのとは訳が違います。
「じゃあ、私もそれで」
というわけにはいきません。
自分で探すことをしない人は怠慢です。
今の環境に幸せを感じていないのであれば、じゃあどこにあるんだろう
と、どんどん行動して探しに行くべきです。
それは、自分を癒すということなんです。
自分を癒すことは、何よりもの優先順位です。
「幸せがカラダ中を駆け巡る場所」は、必ずあります。
それは誰かと出会うことで起こるかもしれません。
とにかく、自分の行動や、住む場所が変われば、出会う人も変わります。
多くの女性たちが、オーストラリアに行くことで
幸せが体を駆け巡り、大事な出会いをし、人生を変えたはずです。
たった一度の人生ですから、思い切って飛び込んでみましょう。
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