母国を離れる、って不自由なんですよ

こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。

今日は転職について書こうと思います。

私の友人で、最近３名ほど、転職した人たちがいます。

一人はＩＴ系（３０代男子）、
一人はホテル系（５０代男子）、
一人は自動車系（３０代女子）

ＩＴ男子に退職理由をきくと、

「会社の上層部が新しくなった。上と方針が合わなくて。

辞めようかな、と」

だそうです。

彼は新卒から１５年、その会社に身を捧げましたが、
あっという間に次の転職先を見つけました。

以前の職場は外資系。次の職場も誰もが知る超有名企業です。

もう一人の友人も、ＩＴ君と同じように

「新しい上司と合わなかった」

という理由でした。

彼は外資系ホテルに勤務していましたが、
同じくアッという間に、別の外資系のホテルに転職しました。

さらにすごいのは、

その辞めた理由の上司が「辞めた」とかで、
元の会社から「ポジション用意するので戻ってきて欲しい」
と言われているとのことでした。

どちらもすごいのが、「上層部の方針にあわない」と、
自分で会社を去っていること。

そして、次の仕事も好条件であっという間に見つけていること。

そして最後の３０代女子は、結婚を機に

「もう少し、時間的にゆとりのある仕事を」

と、転職しました。それでも年俸１０００万円です。

彼女は外資系の製薬会社にいましたが、今は日系の会社に転職しました。

こうやって「自分の都合」で転職できるのは、
やっぱり何かのプロになっているからだと思うんです。

出した結果を提示すれば、どこの会社も欲しがる人材になっている。

さらに、この３人の共通点は、全員が

「英語がめちゃくちゃ出来る」

ということ。

３人とも、長く海外に暮らしていたので
当たり前に英語を使います。

何か特定の分野のプロであることに加え、
英語で仕事ができる日本人、というのは
日本国内ではさらなる付加価値です。

一番悲しいのは、

「この会社をクビになったら、いくとこない」

と、怯えながら生きること。その会社にしがみつくしかないこと。

世間や親に

「そう簡単に、仕事なんて見つからないのよ」

と、言われている人ほど、
この呪縛にとりつかれている人が多いように思います。

ですが、そんなことないんですよ。

ぽんぽんと、会社から会社へ移っている人は山ほどいます。

大事なのは、「いくとこない」と怯える前に、
ちゃんと自分に力をつけること。

求人は、「英語力があるか、ないか」で
大きく差別化されます。

英語力がない人は、「要英語力」の求人には
触れることすらできません。

英語力は強い武器です。

もちろん、英語ができるだけ、ではまだまだ弱いですが、
２０代なら

「英語で何ができるのか」

を、これから積み上げていくことが出来ます。

２０代で英語ができる人材になる。
３０代で英語で専門性のある仕事をする。

こうなったらもう、転職なんて簡単です。

結婚しようが、子供が生まれようが
会社は簡単には手放しません。

なぜ手放さないか。
そういう人材がいないからですよ。

仕事がない、と嘆く人は、
自分が手放されたくない人材になる努力をするのが大事だし、

仕事がなくなるかも、と不安な人は
英語力を身に着けたあとに、「仕事がない」なんてことはないですから
どんどんパワーアップしていけばいいだけです。

私は２９歳の時に、

「転職するときに、何も武器がない」

と、気が付きました。

オーストラリアへ行ったのも、武器を身に着けるための理由のひとつです。

２年日本を離れましたが、その２年で
別人のように、柔軟に、そして、逞しくなったと思います。

２年間、海外でサバイバルしてきたという自信を
身に着けて帰ってきたし、なるようになるという度胸と、
一番欲しかった「英語力」という武器を持って帰国しました。

母国語が通じない国から、
母国語が通じる国へ帰ってきたときの感覚は、

ピアノを２０年弾いている人が、
触ったこともないようなバイオリンの練習をゼロから初めて、
で、またピアノに戻ったような、
そんな感じでしょうか。

ゆるい、ちょろい。

だって、日本語が通じるんですから。

なんでも日本語で出来るって、なんて簡単な国なんだ！って。
そう思いました。

一度、母国語環境から離れて、不自由を思いをしてみて下さい。

母国に戻った時に、本当に「なんでも出来る！」という
自由さを感じますよ。

その時の反動が、半端じゃないですから。