オールラウンダーになれ！ - activewomanのブログ

こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。

土曜日に、語学学校「レクシス」の日本人スタッフ、
和歌子さんが来店。

4月からバリスタコースを開講したということで、
その説明を受けていました。

いや～、なんか、色々驚きだったのでシェアします。

まず、最近のバリスタ事情として、バリスタ以外にもなんでも出来る
「オールラウンダー」としての募集がメインである、ということ。

コーヒー淹れるだけ、とか、
ラテアートならめちゃくちゃ自信あります、とか、
そーいうんじゃなくて、

レジやったり、接客やったり、フード作れたり、
お店を全部任せられる人。

それを、オールラウンダー、と言います。

で、レクシスのバリスタプログラムは２週間という短いものですが、

現役カフェで働いているバリスタの先生を講師としてお迎えして、

一度に６個のオーダーを受けて、まとめて作るとか、
「超忙しい店をまわす」練習もします。

実際にカフェって、朝とかランチとか、めっちゃ人が群がるんですよ。

そんな中で、一つ一つ、ゆっくり丁寧にコーヒー淹れていられない。
みんな時間がない。急いでる。

レクシスはブリスベン校内のカフェスペースに、バリスタマシーンがあり、
休み時間になると、生徒や先生が一斉にやってきて、
一斉にオーダーします。

全員が同じ時間にまた授業に戻らないといけないので、
とにかく忙しい。こういうのも、練習になるわけです。

１日６０杯のコーヒーを淹れるそうです。

さらに、ヌーサキャンパスでは、
学校の近所に地元の人も来るカフェを経営しているので、
さらに実地に近い練習ができます。

地元の人たちが、コーヒーはデカフェとか、ミルクはソイとか、
マフィンやらバナナブレッドやらパイやら頼んで、
温めてとか、バター塗ってとか、色々オーダーするわけです。

で、こうやって、なんでも自分で出来る特訓をしたあとに、
終了証をもらって、バリスタの求人活動へとデビューします。

ある日本人の生徒さんは、なんと一人でワゴン販売を任されています！

海外でワンオペですよ。
サウスバンク沿いのワゴン販売で、一人でお店を守っています。

フードやらコーヒーやらオーダーとって、レジやって、コーヒー淹れて、渡して。

それをもちろん英語で、です。

なので、バリスタコースにはIntermediateと言われる、中級以上の英語力が
要求されます。

別の生徒さんは、ウェイトレスとして雇われたカフェで、
ヒマな時間に

「YOUさ、コーヒー淹れてみる？」

と、上司に言われ、バリスタを任された。

「ＹＯＵ、出来るじゃん。じゃあ、バリスタもやって」

と、バリスタも任されるようになったそうです。

さらに、驚きなのは、ある学生は、履歴書を持っていったら、
面接なしにいきなり、

「ＹＯＵ，とりあえずコーヒーのオーダーはいったら、全部作って」

と、いきなりコーヒーマシンの前に立たされた。

で、オーダー表の見方も、授業で習っていたので、
伝票みながら必死に作りまくった。

で、数時間そんな感じで働いたら、オーナーから

「YOU、なかなかやるね。採用。明日から来て」

と、その場で採用されたそうです。

なんか、映画みたいですよね。面接なしで、いきなり

「やってみて」

なんて。

なんか、いかにもオーストラリアらしい。

なので、経験がないと仕事ないんですよ。
経験があったとしても、英語力がないとダメ。

忙しいカフェで、いちいちお客さんに、

「すみません、もう一度、ゆっくりリピートしてもらえます？」

と、聞き返してる時間はありません。

で、この経験は、学校でみっちり実践やるし、
学校内カフェだとしても、ちゃんと生徒からお金をもらって
コーヒーを売っているので、接客経験にカウントされます。

インターミディエイトという高い英語力を要求されるので
ワーホリよりは、学生ビザがおすすめです。

英語初級がインターミディエイトになるには、最低でも半年かなあ。

仕事見つけると、ワーホリは６か月で辞めないといけないので、
良い仕事に巡りあったら、やっぱり学生ビザで長く続けたいですよね。

ワゴン販売の女子は、ワーホリだったけど、
半年で学生ビザに切り替えたそうです。

学生ビザはずっと仕事できるので。

レクシスのバリスタコースは毎月開催しています。

ひとまず一般英語コースで留学して、現地でコースの変更や
追加が出来るので、バリスタとしてカフェで働きたい！
という人がいたら、お問い合わせくださいね～