「そもそも、“日本人”ってなに？」

こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。

先日のメルマガで「ウクライナから移住した女性がミス日本になった」
という記事を書きました。

これについて、日本人じゃない人の意見を聞きたいな～と
思ったので、カナダ人６０代女性にあれこれ説明し、意見を聞いてみました。

すると、やっぱり案の定、
カナダ人的には

「別にウクライナ出身でもいいんじゃないの？？」

という意見でした。

そもそもカナダも、オーストラリアと同じように移民の国です。

もし、ミスカナダ、という人が肌の色が黒くて、おばあちゃんが日本人で、
とかでも、全然関係ない、ということ。

で、彼女から「そもそも、“日本人”ってなに？」という鋭い質問。

うーーーん、日本人って、なに？か。

日本国籍で、日本語しゃべれて、日本で育って。

みたいなのがすぐに思い浮かぶことですが、ここで誰もが
口に出せないのが、「日本人の血を引いている」ということ。

いわゆるアジア人顔をしていて、日本人の血を引いてる。

これって、日本にいると、こんな顔は当たり前すぎて考えたことすらありませんが、
日本人の血を引いているのが日本人、というのは
すっごい危ない発想なんですよね。民族淘汰とか差別につながる。

鎖国に戻っちゃう。

で、このカナダ人はさらに

「ウクライナ人、ってのが、ちょっと政治の臭いも感じるわよね」

と言っていました。

そーなのよ、そーなのよー。

で、さらに別日にオーストラリア人の若い女の子に同じ質問をしたら、

「え～～～～～～！難しい！！う～～ん」

という感じで、明確な意見は出ませんでした。

「オーストラリア人って、なに？」

という質問についても「えーー！！」とまた考え込んでいました。

「私はオーストラリアで生まれ育って、英語をしゃべって、オーストラリア国籍だけど、
そもそも本当のオーストラリア人はアボリジニーだったわけだし、
そういう意味では、オーストラリア人じゃないし」

と、ぶつぶつ言っていました。

いや、このトピック、いろんな国籍の人に聞くと結構おもしろいんですよ。
世代でも違うし。

そして、正解はないんですよ。

でも、普段考えたことがないようなことを考える、意見を言う、
というきっかけになるので面白いです。

あ、ちなみに、語学学校でも上級クラスになると
こういうディスカッションは普通にやります。

日常会話は表現が出来ればOKですが、上級になると
さらに「自分の意見」という技術も追加されます。

これを英語でぺらぺら言えるようになると、すごく面白いんですよ。

どんどん会話に参加してる感があって、なんだか賢くなってる気分になる。

ぼや～んとしてた頭がシャキッとして、
自分がブラッシュアップされていくのを感じます。

語学学校は、英語力以外にも、中身も変わっていきますよ。

ちなみに「ミスグランプリ」などのミスコンは、
英語では

Beauty Pageantと言います。

コンテスト、とは言いません。

グランプリ、は、F1グランプリなどの大会では使うけど
こういった大会では使わないそうです。へ～～