アリスとテレス - activewomanのブログ

こんにちは。
アクティブウーマン代表の桜井です。

さて、新年が始まりました！今日から営業再開です。

年明け早々、色々とありましたが、平和に過ごせた人たちは
普段の当たり前な日常に感謝しつつ、自分の目標に向かって
しっかりと生活していきましょう。

今日は本の紹介です。「アリスとテレスの物語」

友人が、小学生の息子に読ませているとのことで紹介してくれましたが、
いやいや、むしろ大人が読むべき本だと思いました。

ざっくり内容を言うとですね、
仲良しの「アリスとテレス」という女の子二人がいます。

ある時を境に、テレスが豹変しました。

自分のことは二の次にして、周りが喜ぶことをして、
まわりの人たちに評価されることだけをしはじめた。

テレスの顔からは笑顔が消えて、いつも「忙しい」といって
アリスとも遊ばなくなりました。

アリスはひょんなことから、「テレスの心の中の王国」を
覗くことになりました。

すると、テレス国の国民は、

「王様は自分たちの声なんか聴いてない」
「外国の評価ばかり気にして、外国が気に入ることばかりする」

と、国民たちはとても疲れていました。
アリスは「こりゃ、大変だ！」と驚き、それをテレスに伝えます。

テレスは、

「でも、私がなんでもやることで、周りは私に感謝するし、
私の評価もあがるから」

と、モジモジしています。

アリスはすぐにテレスを、テレス王国に連れていきます。
自分の心の王国を見たテレスはびっくり。

国民たちは、「自分の意見を言うこともできない。ただ黙って働くしかない」
と、疲れ切っています。

テレスはびっくりして、今すぐに無理をやめるように言います。

自分の国の価値が下がっても、まわりからの評価が落ちても
国民がこんなに不幸なんてダメだ！と。

まあ、こんな感じでテレスは元の自分に戻るわけですが、
自分の心を、「国民」に置き換えたストーリーが
とても分かりやすかったです。

物語の中にはこんなことを言う人も登場します。

「お前に価値はあるのか？周りから評価されないぞ」

とか

「頑張るしかないのよ。昔からみんなそうやってきたんだから」

とかいう人も出てきます。

これって、まさに現実にあることですよね。

何かができないと自分の価値はない、と思い込んでいる人もいるはずだし、
周りからどう思われるかが、とても気になる。
みんな頑張ってるんだから、と我慢する。

自分が本当にやりたいことよりも、
周りから悪く思われないようにすることが一番気になる。

これだと、テレス国の国民のように、

「自分たちの声なんて、王様は聞いてくれない」

と、嘆いているはずです。

自分の中の国民の声。

国民はなんて言ってる？あなたの国にいて幸せ？
新年はぜひ、自分王国の国民のことを考えてみて下さい。